昨年7月にマッサージ店から派遣された30代女性従業員を自宅で乱暴したとして、警視庁は1日、強制性交の疑いで俳優の新井浩文(本名・朴慶培=パク・キョンベ)容疑者(40)を逮捕した。逮捕容疑は、女性従業員の頭を押さえつけるなど暴行を加え、乱暴した疑い。捜査関係者によると、容疑を一部認めている。新井容疑者の所属事務所は「誠に遺憾」とコメントした。新井容疑者は複数の映画、テレビ番組などの出演を控えており、今後各方面に大きな影響を及ぼすことは必至だ。
一見こわもて。「死んだ魚の目をした俳優」と呼ばれることもあり、無愛想で取っつきにくい感じのように見える新井容疑者だが、実際は正反対。街中でファンに話しかけられれば、写真やサインにも気さくに応じる。普段は誠実な男だ。
「声かけられて、迷惑だな〜とか、ウザイな〜とか思わないんですか?」。ファンからのツイッターでの質問にも、「こんな仕事してて、応援してくれてる人にそう思う奴(やつ)は三流です」と答えるなど、ファンを大切にしてきた。ナビゲーターを務める「美しき酒呑みたち」のDVDの購入者特典では、「新井と焼き肉を食べておごってもらえる権利」を企画。ファンとの交流の場をもうけ、積極的にSNSを利用するなど、距離感の近い俳優だった。
仕事にストイックに打ち込む反面、撮影のない期間は自由人だった。自分のことを「ウチ」と呼ぶ。酒好き。マージャン、パチンコも大好き。愛読書は週刊少年ジャンプで、人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズをオンラインで楽しむのが日課。酒は飲むが、決してハメを外すようなことはなかった。
学生時代は卓球に打ち込み、弘前実業高時代(中退)には全国大会の出場経験もある。
「有名になりたい」という一心で、19歳の時に上京。都内の屋台でアルバイトをしていた時、お店を訪れた映画プロデューサーの荒戸源次郎さんと出会い、役者への道が開けた。「父親」と慕い、16年に天国へと旅立った荒戸さんは何を思うか—。
自分の言葉で発信することに人一倍こだわってきた新井容疑者。ファンに思いを伝える機会が訪れたら、何と語るのだろうか。
◆新井 浩文(あらい・ひろふみ)1979年1月18日、青森県弘前市出身。40歳。2001年に映画「GO」で俳優デビュー。02年、松田龍平とのダブル主演作「青い春」で映画初主演。05年に映画「ゲルマニウムの夜」で単独初主演。テレビドラマではTBS系「下町ロケット」(15年)、NHK大河ドラマ「真田丸」(16年)などに出演。181センチ、血液型A。
2/2(土) 6:07配信 スポーツ報知
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