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大学がカジノ推進のシンポジウム? 「#立教はカジノに魂を売るな」と学内外から批判の声
立教大学が7月6日にマカオ大学と共催で、カジノ経営者が複数登壇する国際シンポジウムを開催する。大学内外からも「立教はカジノに魂を売るな」と批判の声が上がる中、大学からの承認手続きがいい加減だったのではないかとする疑惑も指摘されている。
2019/06/22 08:36
Naoko Iwanaga
岩永直子 BuzzFeed News Editor, Japan
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日本にカジノを作るための法律「カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法」が2018年7月に成立したが、ギャンブル依存症や治安の悪化への不安から、反対の声も依然、根強い。
そんな中、立教大学が7月6日にマカオ大学との共催で国際シンポジウム「ビジネスモデルとしての日本型IR」を開くことを決め、学内外から批判の声が高まっている。
特別講演として、マカオの「新世代カジノ王」と呼ばれるローレンス・ホー氏をはじめとする3人のカジノ経営者を海外から招き、基調講演は観光庁審議官。カジノを推進する布陣一色だ。
大学がカジノを推進しているとも見える内容に、立教大学大学院21世紀社会デザイン特任准教授で、ギャンブル依存症に苦しむ人も多いホームレス支援を長年行ってきた稲葉剛さんはTwitterでハッシュタグ「#立教はカジノに魂を売るな」を作り、反対の声を広げている。
また、大学の運営組織にシンポジウムの内容をはかる際に、別の研究者が登壇するかのように説明をして承認を受けていたといい、承認後に登壇者を差し替えた疑惑も浮かんでいる。
いったい何が起きているのか。
どんなシンポジウムなのか? カジノ推進一色
このシンポジウムは、立教大学が7月5日から7日までの3日間で開く、グローバルリーダーシップ育成プログラム 国際統合型リゾート経営管理学 第7回:「日本統合型リゾート〜健全社会のIRを目指して」の一環として行われるもの。
(リンク先に続きあり)
Naoko Iwanaga / BuzzFeed
ハッシュタグ「#立教はカジノに魂を売るな」を掲げる稲葉剛さん